アキヒロワタナベの再生建築について

 既存を活かすからこその価値を😃

建築/Architecture

既存建物の寿命を調べる方法(RC造編)

前回は 建物の寿命は耐用年数とは異なる 建物の寿命は躯体の寿命に左右される 代表的な躯体である鉄筋コンクリートの寿命は、内部の鉄筋が腐食した時 という話をしました。で、今回はタイトルどおり「既存建物の寿命を調べる方法」について書くです。ちなみ…

建物の寿命は耐用年数じゃなく躯体によって決まる

建物の寿命として最もよく参照される資料といえば、「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」ですね。用途によりますが、この中で耐用年数は木造で22年、鉄骨造で38年、鉄筋コンクリート造で47年と定められています。でも、これらの年数が経過すると建物が…

ファッションとしてのリノベーション

夏の定番クールビズに前身があったことを、どれくらいの人が知っているだろう? 1979年に第二次オイルショックを受けて、当時の大平内閣が打ち出した「省エネルック」がそれにあたるんだけど、これはクールビズに比べて全くと行っていいほど社会に浸透し…

駐車場をあとから無くした物件は要注意ですよ😨

不動産売買の市場で、たまに「1階の駐車場をあとから店舗(や住宅)に変えた」という物件が出ることがあります。今日はこういった物件には気をつけましょう、という話です。 目次 容積率が規定を超えているのでは? 用途変更がなされていないのでは? その…

木造の耐震診断は機械化しちゃった方が良い気がする

→で、役所的には800棟/年くらいのペースを想定しているとのこと。つまり、年間予算は5万円/棟×800棟/年=4000万円ということになる。それを聞いて、4000万円あれば自動で耐震診断してくれるAIとか開発できちゃうんじゃなかろうか、と思ってし…

不動産売却・テナント誘致は建築家に相談すべきたった1つの理由

あまり知られていないこと(かも知れない)ですが、建築家というのは不動産の売却やテナント誘致にも力を発揮するのです。 建築家は建物をつくることが仕事なので、空き地や空きビルを探している人がまわりに集まってくるのです。当たり前っちゃ当たり前のこ…

住宅特集1707

今月号は「間取り・仕切り」特集ということで大胆な間取りによって既存の概念を乗り越えようと試みられているプロジェクが集められている。 新建築住宅特集2017年7月号面白い。#住宅特集 #新建築 pic.twitter.com/kVGVw6GyWI— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun…

工事区分を知らないビルオーナーやテナントは損する理由

この言葉を知っていますか? ぼくは社会人1年目の頃にテナントビルの設計監理を担当して初めてこの言葉を知ったのですが、思った以上に不動産に関わっている人でも知らないもんだなーと思っています。必須の知識なのに! A工事・B工事・C工事 もしあなたが…

再生建築の相談をするときに必要な事前準備📖

再生建築をしたいとご相談をいただいた時に、お会いする前にかならずあるものを準備していただいています。それは、既存建物に関する資料です。リフォーム、リノベ程度であれば既存の建物だけを見て、その場で湧いたイメージやクライアントの要望や予算など…

アトリエ設計事務所で働きはじめた君へ

新生活のシーズンですね。ついこの間学校を卒業した新社会人の皆さんにとっては、今日は第2週目のはじまりだと思います。 今日は以前書いたいわゆるアトリエ派と呼ばれる設計事務所で働いた経験のことを書いた記事をリライトしました。今春から設計事務所で…

【用途変更】既存ビルに保育所を入れて認可施設並みの助成をゲット

既存ビルに開業した企業保育所を見てきたよ。認可施設並みの助成を受けたり、バリアフリーを免除してもらえたり、色んな可能性があった。

既存建物に手を加える時の4つの選択肢

誰も住まず税金ばかり垂れ流している実家、ほとんど利用されずに修繕費ばかりかさむ公共施設、借り手がつかずローンがのしかかる賃貸ビル.... アタマでは「どーにかしなきゃ!」とは思ってるけど、どーしたらいいのか分からない!って人がけっこう多いみたい…

【用途変更|検査済証なし】代替手法で用途変更が可能に 続編【保育園】

【用途変更】2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作ろう!シリーズです。 過去の連載はこちら。 【用途変更】2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作ろう!ー世田谷区ー 【減税|用途変更】2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作ろう!その2 【用途変更|バ…

【用途変更|検査済証なし】代替手法で用途変更が可能に【保育園】

【用途変更】2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作ろう!シリーズです。 過去の連載はこちら。 【用途変更】2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作ろう!ー世田谷区ー 【減税|用途変更】2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作ろう!その2 【用途変更|バ…

【用途変更】2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作ろう!ー世田谷区ー

【用途変更】2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作ろう!シリーズです。 過去の連載はこちら。 検査済証なしでも保育所にできる 世田谷区では、検査済証のない建物を保育所として利用することができるように、昨年末に制度が整えられています。ただし、「検…

【減税|用途変更】2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作ろう!その2

前回に引き続き、2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作りやすくなるよという話です。 保育施設にすると固定資産税が全額免除になるよ まだ東京都限定の話ですが、保育施設として使用する土地・建物において、固定資産税が全額免除されることになりました。 …

【用途変更|バリアフリー|法改正】2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作ろう!

用途変更に悩まされている人向け。今年の一発目は、2017年は既存ビルに保育所・幼稚園を作りやすくなるよという話です。背景:バリアフリー法がネックで既存ビルを活用できない/バリアフリー関連の規定が適用される理由/保育所を入れるためにビルをバリア…

マーケット感覚のあるオーナーは不動産でお金を生み、そうでないオーナーは不動産でお金を失う

今年もなんだかんだ書き続けてこられました。というか、いつも間にか2年と少しが経ちました。 最初に書いたのはこれ。 saiseikenchiku.hatenablog.com 既存ストックの活用は国策になるよ この記事からいつの間にか2年が経ち、ますます既存建物の活用が盛ん…

【金利】不動産の取得・工事は急いだ方が良いのでは【上昇】

金利が上昇するって言われてるっぽいですね・・・。 ううむ RT @Reuters_co_jp: インタビュー:トランプ勝利で米長期金利上昇へ=ダン・ファス氏 https://t.co/bSXX5bVe1P pic.twitter.com/qHmN0ZryAp — oops (@taka0576) 2016年11月13日 まさかのトランプさ…

テナントに退去してもらわずにビルを耐震化したい💪 その2

前回は「テナントに退去してもらわずにビルを耐震化することはできるよ」という旨のことを書きました。今回はそれに続いて具体的にどんな方法があるのかを書いてみたいと思います。 共用部だけで補強する これは前回のおさらい的な内容になるのですが、耐震…

テナントに退去してもらわずビルを耐震化したい💪

テナントビルのオーナーにとって、耐震化は悩ましいもの。耐震補強する際にテナントさんへの影響は極力小さくしたいですから。 テナントには退去して欲しくない 家賃を滞納しているとかでもない限り、ビルを耐震化させるからといってテナントには居続けても…

空き家を保育所として活用する際の障壁を考えてみたよ

小池知事が空き家を保育所に転用することをオススメしているみたいですね。<待機児童>保育所に空き家活用 家賃4分の3補助 東京都(毎日新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/wFFPKGUYC4 #Yahooニュース— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2016…

検査済証は「再取得」できるよ。「再発行」はできないけれど。

いろんな経緯があって検査済証のない建物があるんだけど、検査済証を取得したい! っていう方がときどきおっしゃるのが、 役所や民間審査機関に完了検査をしてくれないか相談したけれど、 「完成後長期間が経過して既に使用している建物については、検査をし…

【リノベ・既存再生のリスクヘッジ】回避したい落とし穴😰

再生が新築と大きく異なる点の1つに「既存建物がどのくらい大丈夫なのかが分かりにくい」という点があります。言い替えると「既存の建物が再生できるのかを分からないままにプロジェクトを進める」というリスクを抱えることになります。 今日は、「そもそも…

古民家再生!ゲストハウス・簡易宿泊所にする時のポイント

最近は民泊ブームもあって、古民家を購入してゲストハウスや簡易宿泊所として運営する人もいるみたいです。今日はそんな時のポイントを思いつくままに書きます。 用途変更の確認申請が必要 古民家はほぼ100%が住宅という用途の建物だと思います(あくまで建…

村野藤吾の八幡市民会館が再生する?!

こんな計画が進んでいたのですね。 八幡市民会館:現代美術館で再生提案へ 戦後復興の象徴 https://t.co/SDvNsg0L4I— 毎日新聞 (@mainichi) 2016年6月20日 八幡の名建築 村野藤吾によって設計された作品です。 1958年(昭和33年)10月八幡市(現・北九州市)…

形式化の諸問題/隠喩としての建築ー柄谷行人

いかにも建築家が書いた本って感じのタイトルですが、著者は柄谷行人という思想家、哲学者です。 隠喩としての建築 (講談社学術文庫)作者: 柄谷行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件)…

旧耐震と新耐震-コンセプトはどう違う?

今回は旧耐震と新耐震において、耐震設計の考え方がどのように違うかを説明するです。 ちなみに前回は「旧耐震建築物=昔の耐震基準(具体的には基準昭和56年6月1日以前までの基準)でつくられた建物」という説明をしました。 新耐震=2段階の耐震設計を行…

旧耐震建築物ー地震時に倒壊の危険性が高い建物ーのまとめ

地震が起こりにくいと言われてきた九州で大地震が起きましたね。 最大震度7だと... https://t.co/HEOasZvpdt— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2016年4月14日 今回はタイトル通り「旧耐震建築物」についてまとめます。 「旧耐震」=昔の耐震基準で…

そのうち建物の作り方は根本的に変わる気がする【3Dプリンタ】

これが当たり前になるのかなー。 3Dプリンタで建ったホテルもう建物も3Dプリンタの時代か>建設過程が明らかに!巨大3Dプリンターで建てたフィリピンのホテル(家入龍太) - Y!ニュース https://t.co/BTwIZitKNF— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2…