再生建築の全てを解説するブログ

 既存を活かすからこその価値を😃

グッドデザイン賞を受賞したよ

ということで、artBLDがグッドデザイン賞を受賞しました。 ‪【GOOD DESIGN AWARD受賞】‬設計監理を担当した #artBLD がグッドデザイン賞を頂きました。ミッドタウンで受賞展があるので、宜しければお越し下さると嬉しいです。タダ券めっちゃあるのでご所望の…

会社を辞めて丸3年。独立して良かった10のこと

お世話になった前職を退職してそろそろ丸3年。事務所としては3期目の途中です。あらためて、これまでやってて良かったことをまとめておきましょうか。

カッティングエッジの決断が必要

イタリアで高架橋が崩落するという事件がありましたね。 大量建設から大量維持保全への移行が急務ですな。これは対岸の火事ではない...。 https://t.co/oFuxyWMiih— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年8月15日 ぼくが知る限りでは、死者数は3…

【初受験】一級建築士試験にストレートで合格する具体的な勉強方法【製図編】

一級建築士の学科試験お疲れさまでした。学科をクリアしたあなた、ここからが本番です。学科→製図とストレートで合格した勉強法を伝授するよ。

観光客を都市の構成員と考えて「ともに暮らす」という視点。

これ、いまから結構重要になるんじゃないかな〜。 #建築雑誌 で提示されていた、観光客を都市の構成員と考えて「ともに暮らす」という視点はすごく重要じゃなかろうか。シュリンクする都市に生じる余白を観光客で満たしてお金を落としてもらうだけじゃダメだ…

リノベーションにおける解体工事は躯体状況のチェック

解体工事のないリノベーションなんて存在しないと思うのですが、解体工事は躯体が丸見えになるので、その健全性をチェックするのにまたとない機会です。 が、ほとんどのリノベーションは躯体のチェックまでなされることは無いように思えます。 解体、補習☺︎…

art BLDのレンタルハウススタジオがめっちゃ上手くいってるみたい

順調みたいで嬉しいこと。 築40年くらいの建物を再生したプロジェクトのひとつで、オーナーさんが自宅をレンタルスタジオとして運営するというチェンジングな試みをなさっています。 これがなかなか上手くいってるようで、色んな企業がウェブサイト掲載用の…

道化師の蝶/円城塔

平成23年度下半期の芥川賞受賞した作品です。 何回読んでも判らない!選考委員もよく判らなかったらしいw#円城塔 #道化師の蝶 #芥川賞 pic.twitter.com/tK1QpjjJPw— 渡邉 明弘/Aki Watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年6月3日 いろんな方がおっしゃる通り、…

自分のことは自分で考えよう/働き方完全無双

ということで話題の図書を読みました。 まわりと同じでいることのリスク これからの働き方を考える上での前提として、日本はこんな感じになると思うよ、と書かれています。 日本が成長期だった頃は、まわりと同じであることが個人の経済的な成長をもたらした…

【設計事務所も】選択と集中の働き方【他の職場も】

風邪で寝込む間、 #建築雑誌 を読む。寒暖の差が激しい時期に出張が重なったせいか発熱。。今回は働き方がテーマということで、元ボスの「自分の母親が住むと思って設計しなさい」という言葉を思い出した。— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年…

【一発合格】一級建築士試験の勉強法・勉強時間【学科編】

余裕で一発合格したワタナベの勉強法や勉強時間をここで公開。

内と外の間/住宅特集2018年4月号/環境共生住宅

「内と外の間」なんて何年も前からアイディアコンペのお題にされつづけててもう聞き飽きた、なんて感じるテーマだったりします。けれどこのお題が今回号・環境共生住宅を読む上で重要だったように思えるし、古くて新しいこのテーマはまだまだ建築を考えるう…

【メディア掲載】art BLD その2

ということで、昨年手掛けたart BLDが住宅雑誌『「LiVES」VOL.98「30代の住まいストーリー」』に掲載されています 。 【家欲しい人☺︎】.#artBLD が 本日発売 @lives_magazine さんの「LiVES 」vol.98 に掲載されています☺︎住宅の内容はもちろん、今回は「30…

【メディア掲載】art BLD

ということで、昨年手掛けたart BLDがpioneerさんの公式インスタグラムでの撮影ロケ地に使ってもらえてるみたいです。 まだ寒さの残る2月。モーフにくるまったまま、ここを離れたくない。っていつも思うけど、起きてしまえばこっちのものだ。 「早く起きて朝…

人生のターニングポイント(2018.2.26追記)

久々の再会。 恩師に再開☺︎大学院の指導教官で、修行時代の師匠でもある青木茂先生の退官記念講演を聴いてきました。退官以来の再会&卒業以来の母校訪問で当時を思い出すとともに、時間の経過を感じた1日に。.Shigeru Aoki, who was my professor in unive…

修士論文・制作と地域社会圏のはなし

昔の「新建築」を眺めていると、山本理顕さんによる巻頭論文「地域社会圏」が目について久しぶりに再読。当時は「『1住宅=1家族」でないかー、分かる気もする。』くらいに眺めていた記憶が。 新建築 2008年 11月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新建築社 発売…

紙媒体に載せる文章

建築設計のかたわらでブログ書いてますが、定期的に紙の媒体にも寄稿しています。これまで書いてきたもの・今書いているものをざっくり分けると下記の3分野になります。 <目次> 1.建築・不動産分野の雑誌 2.新聞のコラム 3.建築・不動産以外の専門…

【追記あり】福岡で既存建物をホテルにリノベすれば絶対成功する理由3つ

今、ホテル需要に湧く福岡。中でも既存建物をリノベーションして開業することのメリットを、建築家が分かりやすく解説します。実例の紹介もあり!

宝物館鳳翔館

敷地の視察で京都に行く機会があり、そのついでに平等院鳳凰堂を観てきました。鳳凰堂は上から見た姿が鳳凰のような姿をしているからその名が付けられています。建物自体もそうですが、正面から観ると水面に映ることでより一層美しく見えますね。建物という…

遠方からのご依頼

ありがたいことに最近は色んな地方からお声がかかっており、ちょくちょく出張をしています。先週は関西のプロジェクトで視察に。 ということで今回は遠方物件での対応の話を。 交通費と工事監理 ハナから結論ですが大事なのはここです。たとえば今ぼくは関西…

既存建物の寿命を調べる方法(RC造編)

前回は 建物の寿命は耐用年数とは異なる 建物の寿命は躯体の寿命に左右される 代表的な躯体である鉄筋コンクリートの寿命は、内部の鉄筋が腐食した時 という話をしました。で、今回はタイトルどおり「既存建物の寿命を調べる方法」について書くです。ちなみ…

建物の寿命は耐用年数じゃなく躯体によって決まる

建物の寿命として最もよく参照される資料といえば、「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」ですね。用途によりますが、この中で耐用年数は木造で22年、鉄骨造で38年、鉄筋コンクリート造で47年と定められています。でも、これらの年数が経過すると建物が…

DAN FLAVIN

DAN FLAVIN の個展に行ってきました。(9/3で終了なのだけど...。) www.espacelouisvuittontokyo.com この人の作品は、 学生の頃にイタリアへ行った時に観て以来の2回目です。 蛍光灯を並べただけの作品が芸術なのかと戸惑ったと同時に、新しいものをつく…

ファッションとしてのリノベーション

夏の定番クールビズに前身があったことを、どれくらいの人が知っているだろう? 1979年に第二次オイルショックを受けて、当時の大平内閣が打ち出した「省エネルック」がそれにあたるんだけど、これはクールビズに比べて全くと行っていいほど社会に浸透し…

【容積率】駐車場の問題と対策まとめ【用途変更】😨

不動産売買の市場で、 たまに 「1階の駐車場をあとから店舗(や住宅)に変えた」 という物件が出ることがあります。 こういった物件には気をつけましょう といのが今日の話です。 目次 容積率が規定を超えているのでは? 増築が必要になるのでは? 用途変更…

木造の耐震診断は機械化しちゃった方が良い気がする

→で、役所的には800棟/年くらいのペースを想定しているとのこと。つまり、年間予算は5万円/棟×800棟/年=4000万円ということになる。それを聞いて、4000万円あれば自動で耐震診断してくれるAIとか開発できちゃうんじゃなかろうか、と思ってし…

不動産売却・テナント誘致は建築家に相談すべきたった1つの理由

あまり知られていないこと(かも知れない)ですが、建築家というのは不動産の売却やテナント誘致にも力を発揮するのです。 建築家は建物をつくることが仕事なので、空き地や空きビルを探している人がまわりに集まってくるのです。当たり前っちゃ当たり前のこ…

住宅特集1707

今月号は「間取り・仕切り」特集ということで大胆な間取りによって既存の概念を乗り越えようと試みられているプロジェクが集められている。 新建築住宅特集2017年7月号面白い。#住宅特集 #新建築 pic.twitter.com/kVGVw6GyWI— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun…

工事区分を知らないビルオーナーやテナントは損する理由

この言葉を知っていますか? ぼくは社会人1年目の頃にテナントビルの設計監理を担当して初めてこの言葉を知ったのですが、思った以上に不動産に関わっている人でも知らないもんだなーと思っています。必須の知識なのに! A工事・B工事・C工事 もしあなたが…

再生建築の相談をするときに必要な事前準備📖

再生建築をしたいとご相談をいただいた時に、お会いする前にかならずあるものを準備していただいています。それは、既存建物に関する資料です。リフォーム、リノベ程度であれば既存の建物だけを見て、その場で湧いたイメージやクライアントの要望や予算など…