再生建築の全てを解説するブログ

 既存を活かすからこその価値を😃

GA galleryの豊かな広がりと奥行き

第19回<現代日本の建築家>展を見にGA galleryに行った時の発見をメモ。


■豊かな奥行きと広がりのある空間
ふと、“ここを住宅として住んでみるともの凄く快適なのではないか”と感じた。その秘密は、この空間が住宅として見ればとても魅力的な広がりと奥行きを持つからではなかろうか。

■屋外のような場所
この建物は、3メートルくらいはなれた2つのコンクリヴォリュームをガラスでつなぎ合わせたような構成になっている。この、鉄骨とガラスでできたつなぎの空間が、屋外のような心地よい広がりを持つ。
明らかに靴であるく床仕上げ。そこから見上げる天井のガラスと鉄骨は落ち葉をためて、動物園の檻でも見ているような気分になるくらいに高い。上下左右に開ける視線。これらの要素がまるで屋外のような広がりの気分にさせている。


■全体のスケール
2つのコンクリヴォリュームの中は、大部分の空間が住宅的なスケールからは逸脱している。この空間がもし住宅だったとしたら、まるで美術館に住んでいるような気分になるだろう(まあここはギャラリーだから当然と言えば当然だけれどw)。
というよりも、“ここを住宅として住んでみたらどう感じるだろう”と思わせる何かがあったんだろうか。