再生建築の全てを解説するブログ

 既存を活かすからこその価値を😃

近代日本史(ちくま新書)

歴史といえばもちろんみんな義務教育で歴史を学ばれていると思います。小学校でも中学校でも(多分高校でも)必ず過去から現代に向かって習ったと思います。

カリキュラムとしては一応古代から現代までまんべんなく学ぶことになってるはずなのですが、学校というのは文化祭やら体育大会やらのイベントがあるため、教員が優秀な場合を除いてどうしてもちょっとずつ遅れが生じてしまいます。
個人的には冬休み開けくらいから残りの日数に対して明らかに教科書の残りのページが多くなり、三月になるともうとにかく年間のカリキュラムを消化するためにとにかく先へ先へ進めまくってまとめてテストやっちゃう、という流れになってた記憶があります。その結果いろいろと複雑な上に現代に直接つながっている近代の方はほとんど頭にいれず大学にまで進んだ感があります。

日本近代史 (ちくま新書)

日本近代史 (ちくま新書)

この本はそういう方に是非読んでいただきたい内容になっています。小、中、高と結局一度も深く触れる機会のなかった幕末から近代への移り変わりが、六つの段階に分かれたひとつのストーリーとして描かれています。

それぞれの段階はだいたい10〜20年くらいだけど、段階が変わるごとに法なり経済なり政治なりがガラッと変わっている。その目まぐるしさがものすごい。