アキヒロワタナベの再生建築について

 既存を活かすからこその価値を😃

再生建築のポイント5/建物を使いながら工事する


これは村上春樹が小説を志した瞬間のエピソードです。


1978年4月1日、明治神宮野球場でプロ野球開幕戦を観戦中に小説を書くことを思い立つ。1回裏、ヤクルトの先頭打者のデイブ・ヒルトンが二塁打を打った瞬間のことだったという。それからはジャズ喫茶を経営する傍ら、毎晩キッチンテーブルで書き続けた。

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意外と思いつきみたいなキカッケだったんだな、と感じるのは僕だけでしょうか。




ブログを始めたきかっけは何か?


僕自身は、これについてはっきりとした答えがあります。
一言では表せない自分の仕事の内容を伝える
という一点につきます。
今週のお題「私がブログを始めたきっかけ」


新築じゃない。でもリフォーム・リノベ・コンバージョンでもない、僕の仕事について


正確には”始め”たんじゃなくて”再開し”たんだけど。


★★★


前回までのエントリ


 再生建築のポイント1/遵法性の確保
 再生建築のポイント1/遵法性の確保 その2
 再生建築のポイント2/遵法性の確保
 再生建築のポイント3/コスト
 再生建築のポイント4/工期


新築には不可能なことで、
これまでにご紹介していないこと。そのひとつに
工事中も建物を使い続けることができる
という点があります。今日はこれをご紹介します。



オフィスビルを稼働させながら再生


比較的多いのはこれです。
現在、大阪で手がけているオフィスビルでは、
1フロアずつ工事を行いながら、再生が完了したフロアに既存のテナントが引っ越す、
もしくは新たに外からテナントを誘致する、ということをしています。


他には浜松にあるオフィスなどのテナントが入っているビル
建物を使いながら再生しています。



引っ越し費用が大きな営業形態


これは僕の職場で再生を手がけたJA福岡本店ビルです。
銀行さんというのは、引っ越すだけで莫大なコストがかかったり、
移転するとそれまでのお客さんが他行に流れ出るリスクがある
など、他の用途にはない、要望があるみたいです。
耐震に不安のある銀行さん、いかがでしょうか。
地震時に建物がぶっ壊れた時のリスクを考えると、いま再生した方がトクですよ!
しかも建物を使いながらその工事ができるのです!
結構いいと思うけどなぁ。


他には関西でも銀行の居ながら再生を手がけています


あとは、福岡の病院なんかも手がけています。
この事例では入院患者様には一旦引っ越ししていただきましたが、
工事中も診療は続けながら工事を行いました。
再生の工事ってどうしても数ヶ月かかるものですが、
工事期間中に病院を閉鎖するということは、病院としてはその間は患者さんの相手が出来ないということです。
医者としても経営者としても、それを回避できるというのは
それなりのメリットではないかと思います。



以上、今回は

  • 再生工事では建物を使いながら工事することができる
  • 特にオフィスビルなどでは、建物間で引っ越しをしながら行うこともある
  • 病院や銀行などの引っ越しにともなうリスクやコストが大きな業態では特に有効である


というお話でした。


では、また!

*1:wikipediaより