再生建築の全てを解説するブログ

 既存を活かすからこその価値を😃

再生後の市場評価


再生した中古ビルの市場評価って難しいんです。
新築じゃない。でも、ちょろっとリフォームしたり修繕しただけでもない。


再生した中古ビルについて、よく聞かれることを3つあげてみます。



転売市場での評価は?


まず、検査済証が無い物件は転売市場の土俵にすら上がれないことも多いです。知らずに違法物件なんて誰も買いたくないですからね。幸いにも「検査済証なし」の建物でも再取得するための知識はここ数年をかけて会得しました。なので、検査済証を再生することで中古ビルを転売市場の土俵に上げることはできるのかなぁとは思います。


では、「検査済証なし」の建物で検査済証を再取得した場合、その建物は新築と同じような価格で取引されるのか?それは先日のエントリ再生した中古ビルは売れるのか?をご覧ください。



税務的な評価は?


費用を掛けて建物をバリューアップさせたのだから、固定資産税が高くなることもあるみたいです。このあたりは税理士の方が詳しいかと思いますが、建物オーナーとしては、固定資産税の評価額は変わらないで欲しいものです。どうなんだろ???


他には、耐震化やバリアフリー化のための改修などでは固定資産税・都市計画税が減免されたりもするようです。

(詳しくはコチラからどうぞ)



賃貸市場での評価は?


僕の職場で再生した物件だとこんな感じです。正直、相場があまり分からないのですが、築47年でけっこう稼げているのではないでしょうか。

詳細はコチラからどうぞ


ただ、やっぱりネックは「築47年」とか「昭和43年建築」とかいう表示しかされないことです。新築並に再生したことはなかなか伝わらないし、そんなことを評価する枠組みもないのかなぁなんて思ったり。





以上、今回は


建物を再生した場合の評価は、

  • 転売市場での評価 = 検査済証なしだと市場評価はゼロに近い。検査済証があれば、新築より若干お安く???
  • 税務的な評価   = よく分からんが、ケースバイケースなのでは???
  • 賃貸市場での評価 = 新築より若干お安く???でもネットでは再生したとかより築年数だけが表示される


というお話でした。


では、また!



関連エントリ

最近よく読まれている記事