大雨に続いて関東では震度5弱の地震がありましたね。
前回のエントリで書いたとおり、一定規模以上のホテル・旅館は耐震診断が義務づけられています。
こういった事態が起こらないように↓
鬼怒川温泉
隣のホテル崩れたんだけど pic.twitter.com/MHgwG3G4PV
— 〜泡〜 (@hakureiawachi) 2015, 9月 9
でも、建物を耐震化させるには数千万円〜数億円規模の費用がかかります。
義務化されているからには助成制度がある
国交省としてもただ義務化をするだけでなく、
実はかなり手厚い助成制度が整えられています。
以下は、国交省HPで発表されている、耐震化に対する助成事業の概要です。
シミュレーションしてみましょう
たとえば、以下のような中古ホテルを再生させることをイメージしてみましょう。
- 所在地:神奈川県の非政令指定都市
- 床面積:6000m2
- 築年数:築40年(旧耐震)
- 要緊急安全確認大規模建築物かつ要安全確認計画記載建築物(神奈川県または市が指定する緊急輸送道路沿いであること、避難所等防災拠点でることなどが条件)
このホテルを耐震化させる際のにもらえる助成金は以下のようになります。
耐震診断、補強設計の業務
補助率:国1/2、県1/6、市1/6
⇒合計5/6=約83%を助成してもらえる!!
再生工事の業務
補助率:国2/5、県1/6、市町村1/6
⇒合計22/30=約73%を助成してもらえる!!
★★★
いかがでしょうか?
耐震化が義務化されているだけあって、なんと7割〜8割もの費用を国から出してもらえます。
国や自治体から助成してもらえる額は耐震診断・補強設計で数百万円、再生工事では億単位になります。
旧耐震のホテル・旅館のオーナー・経営者の皆さん、是非助成制度を利用して、建物を安全にしましょう!
再生すればむしろイメージアップにだってなるのです!
では、また!
関連する記事
最近よく読まれている記事