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アキヒロワタナベの再生建築について

 既存を活かすからこその価値を😃

ふぐ料理公許第一号の老舗旅館「春帆楼」が「三宜楼」に出店

前職の設計事務所が再生した料亭「三宜楼」に、
超老舗の旅館「三宜楼」がふぐ料理のお店「三宜楼茶寮」を出店しています。




三宜楼―築80年を経て再生された九州最大級の料亭


昭和6年に建てられた木造3階建ての大規模建造物です。現存する料亭の建屋としては九州最大級を誇ります!明治後期から戦前まで国際貿易港として賑わった門司港には40を越える高級料亭があったとされ、そのなかの代表格のひとつが「三宜楼」でした。 

しかし昭和30年頃には廃業。老朽化が進み、平成17年には売却話が浮上します。そこで、地元の有志たちが「三宜楼を保存する会」を結成し、募金と保存を求める署名活動を開始。1年の間に募金1,900万円16,000名の署名が集まり北九州市に寄贈されました。

そこで北九州市長は前職ボスの青木茂に「三宜楼」を依頼。ぼくたちは「百畳間」と呼ばれる大広間、高浜虚子が句を詠んだ和室、当時の大工が技巧を凝らした下地窓や欄間などの意匠を保存しながら、木の耐震壁による耐震補強を施しIw値1.0を確保するよう設計をしました。



春帆楼―ふぐ料理公許第一号の超老舗


その「三宜楼」に出店するお店は「春帆楼」(しゅんぽうろう)といい、「三宜楼」よりさらに古い歴史を持っています。
料理店&旅館として営業をはじめたのは明治14〜15年。もう130年以上も前に開業しているのですね。しかも開業のエピソードがありえないくらい凄い。


以下、「春帆楼」HPより引用。まずは開業のエピソードをどうぞ。

春帆楼の歴史は、古くは江戸時代まで遡ります。


江戸時代の末、豊中中津(大分県)奥平藩の御殿医だった蘭医・藤野玄洋は、御殿医を辞し、下関の阿弥陀寺町(現在地)で医院を開きました。長期療養患者の患者には妻・みちが手料理を供しました。


玄洋がこの地を選んだのは、隣接していた本陣・伊藤家の招きによるといわれます。当時の伊藤家は、坂本龍馬を支援したことでも知られる豪商です。


明治10年(1877)、玄洋は阿弥陀寺の方丈跡を買い取り、新たに「月波楼医院」を開業します。春帆楼は玄洋没後の明治14〜15年頃、伊藤博文の勧めによってみちがこの医院を改装し、割烹旅館を開いたことに始まります。


伊藤博文のすすめで開業した後は、「春帆楼」の名前までつけてもらっています。

下関は討幕をめざす長州藩の拠点でもあり、奇兵隊や軍医として長州戦争に参加した玄洋の人柄に惹かれて、伊藤博文高杉晋作山縣有朋など、維新の志士たちも頻繁に出入りしたといわれます。


「動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し…」と伊藤博文公が後にで讃えた高杉晋作が組織した奇兵隊の本拠地阿弥陀時(現・赤間神宮)であり、その跡地に建ったのが現在の春帆楼です。


春帆楼という屋号は、春うららかな眼下の海にたくさんの帆船が浮かんでいる様から、伊藤博文が名付けました。


そして、伊藤博文が宿泊することに。この時なんと豊臣秀吉の頃からつづくふぐ禁止令を破ってふぐを提供します。これがあまりに旨かったのか、伊藤博文はふぐ禁止令を解いてしまう。「春帆楼」はふぐ解禁第一号のお店に。

明治20年(1887)、初代内閣総理大臣伊藤博文が春帆楼に宿泊した折、海は大時化でまったく漁がなく、困り果てたみちは打ち首覚悟で禁制だったふぐを御膳に出しました。


豊臣秀吉以来の河豚禁食令は当時まで引き継がれ、法律にも「河豚食ふ者は拘置科料に処す」と定められていました。しかし下関の庶民は昔からふぐを食していました。


伊藤公は初めてのような顔をして「こりゃあ美味い」と賞賛。翌明治21年(1888)には、当時の山口県令(知事)原保太郎に命じて禁を解かせ、春帆楼はふぐ料理公許第一号として広く知られるようになりました。

いやぁ。すごいお店がはいったもんだ・・・。
その後もあり得ないエピソードが続きます。時系列で整理するとこんな感じです。

  • 1895年(明治28年) 日清講和条約の締結会場となる。
  • 1958年(昭和33年) 昭和天皇・皇后両陛下ご宿泊。
  • 1963年(昭和38年) 皇太子(現天皇陛下)夫妻ご宿泊。
  • 1963年(昭和38年) 昭和天皇・皇后両陛下ご宿泊。


ランチもやってるよ


三宜楼篭御膳 巴(ともえ) 3,240円(税込)

  • 篭盛合せ(数種類の旬の逸品)、御飯膳(鯛茶漬けもしくはふぐ茶漬けから選択)、水菓物、デザート

三宜楼篭御膳 静(しずか) 5,400円(税込)

  • 篭盛合せ(数種類の旬の逸品)、お造り、三種盛、旬の一品、御飯膳(鯛茶漬けもしくはふぐ茶漬けから選択)、水物、デザート


会席料理は予約制です
ふく会席 10,800円(税込)

  • 先付(鯛わた共和え)、前菜(季節の五種盛)、御椀(ふぐ真丈清まし仕立て)、造り(三種盛り)、向付(ふぐ薄造り(個人盛七寸皿))、焼物(ふぐ香草焼)、揚物(ふぐ唐揚げ)、鍋物(ふぐちり鍋(個人鍋))、蒸物(白子酒蒸し)、止肴(ふぐ皮サラダ)、御飯(ふぐ雑炊 香の物)、水物(デザート)


コース料理
ふく鍋コース 16,200円(税込)

  • 鯛わた、前菜、ふぐ真丈(御椀)、ふぐ薄造り、ふぐチリ鍋、ふぐ唐揚げ、白子蒸し、ふぐ雑炊、香の物、水菓子


どのコースも、他にもっといろいろなものがあります。詳しくは「三宜楼茶寮」HPからどうぞ。



では、また!



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