アキヒロワタナベの再生建築について

 既存を活かすからこその価値を😃

収入>支出でくらすというあたりまえのこと/北九州市の公共施設マネジメント実行計画


我がまち北九州市が公共施設マネジメント実行計画を策定しています。


ざっくりいうと、

高度成長期にバンバン建てられた建物を再編成し、行政の支出を平準化する

というものです。



本気で収入>支出を目指さないといけなくなってきた


北九州市が目指しているのは「収入>支出でくらしましょう」というあたりまえのことです。
自治体だって支出(予算)が収入(税収)を上まわる状態が続くと、破たんするのですから。
人口も経済も右肩上がりのころは、ほど全ての建物が資産(税収減)となっていたのかも知れません(よく分かりませんが)。


しかし、
これからの人口や経済が縮小をむかえる社会では、使われない建物が出てきます。また、新築からながい時間がたって当初の機能が必要とされなくなっている建物が出てきます。


このような、
資産から負債となった建物をいかに手放すか、ほぼ全ての自治体で重要な検討課題になりつつあります。


★★★


北九州市が具体的にやることは

  • 保有施設を3/4くらいにまで減らす
  • 施設を集約して再配置する
  • 財政を平準化させる

の3つです。以下、かんたんに見ていきます。



市の保有施設を3/4くらいに減らす


下記の表は、北九州市がこのマネジメント計画を実行した際、40年後の保有施設量の見通しを示しています。


稼働率のかんばしくない市民活動拠点や青少年施設を中心に保有量を減らし、
全体として市の保有施設のうち25%くらいを削減する予定のようです。
市の施設のうち4棟に1棟は解体・譲渡し、3棟を修繕して使っていく、というイメージですね。



施設の再配置


地域内におなじような利用目的の施設が分散しているために運営効率が悪く
今後はいろいろな場所に散らばっている施設を集約していくようです。


以下の表は、門司港エリアで市が保有している施設における、
現況の面積と集約後の予定面積を示しています。


これをこんな感じで、門司港の中心エリアに集約させるみたいです。



財政を平準化する


以下のグラフは、今ある市の保有施設を建て替えた場合と大規模改修して維持した場合の、事業費を示しています。

ブルーが保有施設を建て替えた場合です。多くの施設が更新期をむかえるH42年くらいから、事業費が加速度的にふえていますね。
H50年くらいまでは現在の事業費にくらべて2倍ちかくに達しています。人口減少&少子高齢化がすすむ北九州市では困難と言わざるをえません。


一方、グリーンが保有施設を大規模改修した場合を示します。
建替えにくらべてグッと事業費が抑えられているのが一目瞭然ですね。
多くの施設が更新期を迎える時期には多少の山があることに変わりはありませんが、ずっと小さくなっています。


★★★


いかがですか?


北九州市ではこのマネジメント計画におけるパブリックコメントを募集しています。
北九州市民もそうでない方も意見してみましょう。


あ、
前職でちょっとだけ習志野市さんにおける公共施設のマネジメントをしています。
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では、また!



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