読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アキヒロワタナベの再生建築について

 既存を活かすからこその価値を😃

アトリエ設計事務所で働きはじめた君へ

新生活のシーズンですね。ついこの間学校を卒業した新社会人の皆さんにとっては、今日は第2週目のはじまりだと思います。

今日は以前書いたいわゆるアトリエ派と呼ばれる設計事務所で働いた経験のことを書いた記事をリライトしました。今春から設計事務所で働く人たちにとって少しでも参考になればうれしいです。

 

<目次> 

 

雑用から学ぼう

どんな組織でも必ず雑用があります。掃除、電話番、コピー、来客時のお茶出しなど、これを読んでいる新社会人のみなさんにとってはやりたくもない業務が、会社をまわすにはどうしても必要なのです。誰かがやらなきゃいけない。そして、大きな会社は別として、小規模の設計事務所では、設計以外の仕事をするためのスタッフは基本的にいません。こういった業務は設計スキルが最も低い新卒で入ったスタッフの仕事になります。

「そんなことやっても何のスキルも身につかないし、やりたい事でもない!」と思うかも知れませんが、「雑用でスキルが身につかない」というのは大きな間違いです。

例えば事務所にかかってくる電話を片っ端から取っていると、数ヶ月もすれば「設計事務所にはどんな人が、どんな理由で、どんな関わり方をしているか」が分かるようになります。1つのプロジェクトには施主、行政、協力事務所のエンジニアなど色んな人たちが関わっているし、他にも配達業者、コピー屋さんなど、事務所は色々な人に色んなことをお願いしてやってもうことで成り立っていることが分かると思います。運が良ければ、設計依頼の相談の電話がかかってくることもあります。その時、所長はどーやって契約まで持って行くのか?電話係をしているとそういったことも観察できるチャンスが巡ってくる可能性もあります。

なので、雑務というのは「設計事務所を運営するのに必要な設計以外のほぼ全てのスキルを身につけられる」というチャンスになり得るのです。

 

なぜその職場で働くのか考えよう

みなさんがインターンやアルバイトで経験したとおり、設計事務所は世間一般と比べるとわりと真っ黒な職場であることが多いです。役所や大企業に就職して20代半ばで安定や高給を勝ち取った同級生*1を見ていると、「あれ、なんで自分ここにおるんやろ?www」ってなる人も少なくありません。20台も後半になると、着てる服や飲む店や住む部屋などが目に見えて変わってくるのですが、あなたが優秀な学生であればあるほど、この傾向は強いと思います。

なので、たぶん最初の1年目で

  1. 公務員やもっと一般的な(?)企業に転職する
  2. 同じような別の設計事務所に転職する
  3. 専業主婦など働かなくて良い環境に移る

のいづれかを選ぶ人が多いと思います。で、どんな行動をすれば良いかを考える時にすごく大事な材料になるのが「なぜ今の職場にいるのか」だと思っています。

所長や事務所から何かを学びたいのか、とりあえず設計の仕事がしたいのか、独立するためのトレーニングなのか、その理由が自分の中ではっきりしていれば、今の職場を辞めても「次はどうすれば良いのか」にあまり悩むことはないと思います。

が、それがけっこう以外と難しいのかなー、なんて思ったりします。たとえば1人旅をしているバックパッカーは「自分はいろいろな所を旅してまわることが好きだからバックパックで旅行をしているのだ」と言う人が多いです。でも、そーゆー人の何割かはバックパックで1人旅をしている本当の理由が実は「『自分はどんな環境でも1人で乗り越えることができる』ことを実感する」ことだということに気づいていなかったりします。

ちなみに、合わないと思ったらさっさと辞めた方がいいです。

 

  

出口戦略を考えよう

いつか辞めることはほぼ間違いないので、今から皆さんが考えるべきことは

  1. いつ辞めるか
  2. 次のキャリアはどうするか
  3. そのために何を身につけるか

です。

もしこれを読んでるあなたが20代半ばだったら、とりあえず30歳になった時にどうなっていたいかを想像すると分かりやすいと思います。やるべきことがかなり明確になるし、少しぐらい大変なことも乗り切れるし、しょーもないことはやりたくなくなるはずです。(繰り返すけど、雑用は大事だよ。)

 

 10年くらい前、ぼくがまだ学生だった頃は、まだまだ終身雇用を前提とした人生設計が普通のように思われていました(とぼくは感じていました)。

東大で教えた社会人学 人生の設計篇

東大で教えた社会人学 人生の設計篇

 

この本では「理系と言えども会社のなかで技術者としてやっていけるのは40歳くらいまでで、それ以降はマネジメントができるようになる必要がある。そうしないと文系の人に出世競争で敵わないよー。」みたいな内容でした。つまり、2005年くらいの学生は一旦入社した会社には定年までずっといるものだ、と思っていたんですね。 

 

 参考:20代のうちに読んで良かった本 

 

ぼくは数ヶ月前に30歳になりましたが、周りではけっこうな割合の同級生が転職活動をしていたり、中には企業した人もいます。伝統ある大企業に就職した人も、「自分はここに骨を埋めるのだ」という気持ちで働いている人はそんなに多くありません。

たぶん皆さんはぼくらの年代よりももっとこの傾向が強いだろうと思います。さらにアトリエ事務所に就職した人は、大部分が数年後には独立することを視野に入れていると思います。それ以外の道を選ぶことはあっても、今回就職した事務所で一生働き続けることはほぼないでしょう。一部の例外を除いて、ぼくらはたぶん75歳くらいまで働かないといけないので、今年働き始める人はあと50年くらい働くことになります。笑

 

 

だらだらと書いちゃったけど、誰かの参考になれば。

https://www.instagram.com/p/_VUb2mhPLH3uX60p8NTq54HykTEtLTkCyutWk0/

いつか描いたやつ青春時代w#スラムダンク #桜木花道 #マンガ #slamdunk #スケッチ #イラスト

  


では、また!

 

 

はじめましての方へ

 

自己紹介です

d.hatena.ne.jp

 

ブログスタートのきっかけ

d.hatena.ne.jp

*1:20年後くらいにはけっこうな自治体が破綻する気もするけれど