イタリアで高架橋が崩落するという事件がありましたね。
大量建設から大量維持保全への移行が急務ですな。
— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年8月15日
これは対岸の火事ではない...。 https://t.co/oFuxyWMiih
ぼくが知る限りでは、死者数は37人にのぼるとか....。
この橋は1967年の建設で、インフラの耐用年数の目安とされる50年がちょうど経過した頃です。イタリアは2013年以来11度もの高架の崩落事故が発生しているとのことで、老朽化した大量のインフラが一斉に耐用年数を迎えるという現実を突きつけられている状況ですね....。
ぼくらにとっても他人事では全くなく、マジで身の危険を感じざるを得ません。
国交省の統計によると、国内の橋梁の建設数がピークを迎えたのは1972年〜76年です。つまりオリンピックが終わる2020年以降、これらが一斉に耐用年数を迎えます。
これらのインフラが手入れをされずに放置されれば、老朽化したインフラの崩落事故が多発しても不思議ではない状況です。既に2012年に山梨県の中央自動車道笹子トンネルで天井板が崩落し、車3台が下敷きとなって9人が死亡したし。
アメリカなんかは日本より30年早い1920〜30年代に急速な近代化・インフラの整備を進めていました。アメリカにとっては80年代がちょうど今の日本やイタリアのような状況にあり「荒廃するアメリカ」と呼ばれた時代もあったみたい。この時のアメリカはどうしたかというと、インフラ投資に予算をつぎ込んで危機を脱したみたい。
成長期には大量建設というモデルをそのまま輸入できたけど、更新期に予算をつぎ込みまくるというのはなかなか今の日本には真似できませんよね。アメリカがどんどん移民を受け入れることで社会が活性化されているのに対して、日本は高齢化・縮小社会まっしぐら。
縮小社会を選択する以上、国土のインフラも縮小させざるを得ないのは逃れられないのではと思ったり。余分な資産(と勘違いしている負債)を早めに処分して、手持ちの資産で上手くやりくりすることが急務ですね。
しかしどこの田舎もそうなんだろうけど、この懐かしい風景が永遠に続くと錯覚しそうになるも、よく観察すると毎年少しずつ畑が減り畜舎が空になっている。
— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年8月14日
僕らは受け継ぎ方を思い出さなきゃいけんのかも知れんなぁ、なんて思ったり。 pic.twitter.com/CxR17gjDv9
高齢化すれば、ほぼ住宅だけしか建てちゃダメなエリアとか不便てなるよねー。
— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年7月21日
モビリティの進化(自動運転・セグウェイなど)、
売り方の変化(配達・訪問販売・ネットショップ)、
都市計画の変化(用途でゾーニングしない)、
とかが必要なんやろなー。 https://t.co/VSzp27SBlb
老朽化したインフラ・施設のメンテすらこの状態
— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年7月21日
数年ごとに起こる災害の復興とかもはや無理なのでは。、
全てのエリアを維持するのは無理なので、今後やるべきは
・残すエリアの選定
・野山に返す方法
の検討になるよね。 https://t.co/1Hy37vL3mO
こんな視点も有効かも知れないですね。
#建築雑誌 で提示されていた、
— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年7月16日
観光客を都市の構成員と考えて「ともに暮らす」
という視点はすごく重要じゃなかろうか。
シュリンクする都市に生じる余白を観光客で満たしてお金を落としてもらうだけじゃダメだよね、と。
極論言えば、1日だけの住人や半世紀ずっと住人もみんな等しくその都市のメンバーなわけよね。住んでる期間の長さが違うだけで。
— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年7月16日
で、もうひとつ重要な視点が
— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年7月16日
色んな長さで定住している人たちどうしをどうやって時空間的に接続させるか
っていう点。
高度成長期の頃なんかは「集団就職してきた田舎の次男・三男」と「大都市で生まれ育った人」の接点をどうするか、考えた人がいるんじゃないのかな。
— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年7月16日
たとえば金の卵たちが一斉に家庭をつくる(=大量に住宅が必要)時期に団地やニュータウンの開発がなされるなど。
そう思うと、自分がいま博多駅前で手掛けている小規模ホテルはまさに「非日常から異日常へ」を目指しているのかもなぁ。
— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年7月16日
ちいさなマンションを出来るだけそのままに宿泊施設にして、博多駅前に数日だけ住むみたいな場所を目指している。
ちなみにぼくの拠点の1つ福岡は、「フロントなし」で旅館業法の営業許可を取得できるというスーパーアクロバットなエリアです。
— 渡邉明弘 aki-watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年7月16日
https://t.co/JOdzC0Emeo
では、また。
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