再生建築の全てを解説するブログ

 既存を活かすからこその価値を😃

カッティングエッジの決断が必要

イタリアで高架橋が崩落するという事件がありましたね。

 

ぼくが知る限りでは、死者数は37人にのぼるとか....。

この橋は1967年の建設で、インフラの耐用年数の目安とされる50年がちょうど経過した頃です。イタリアは2013年以来11度もの高架の崩落事故が発生しているとのことで、老朽化した大量のインフラが一斉に耐用年数を迎えるという現実を突きつけられている状況ですね....。

 

ぼくらにとっても他人事では全くなく、マジで身の危険を感じざるを得ません。

国交省の統計によると、国内の橋梁の建設数がピークを迎えたのは1972年〜76年です。つまりオリンピックが終わる2020年以降、これらが一斉に耐用年数を迎えます。

これらのインフラが手入れをされずに放置されれば、老朽化したインフラの崩落事故が多発しても不思議ではない状況です。既に2012年に山梨県中央自動車道笹子トンネルで天井板が崩落し、車3台が下敷きとなって9人が死亡したし。

 

アメリカなんかは日本より30年早い1920〜30年代に急速な近代化・インフラの整備を進めていました。アメリカにとっては80年代がちょうど今の日本やイタリアのような状況にあり「荒廃するアメリカ」と呼ばれた時代もあったみたい。この時のアメリカはどうしたかというと、インフラ投資に予算をつぎ込んで危機を脱したみたい。

 

成長期には大量建設というモデルをそのまま輸入できたけど、更新期に予算をつぎ込みまくるというのはなかなか今の日本には真似できませんよね。アメリカがどんどん移民を受け入れることで社会が活性化されているのに対して、日本は高齢化・縮小社会まっしぐら。

縮小社会を選択する以上、国土のインフラも縮小させざるを得ないのは逃れられないのではと思ったり。余分な資産(と勘違いしている負債)を早めに処分して、手持ちの資産で上手くやりくりすることが急務ですね。

 

 

 

こんな視点も有効かも知れないですね。

 

 

では、また。

 

 

  

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