ツイートメモです。
住宅特集12月号をやっと読めた。「屋根と窓」というテーマは内と外をいかにに分ける/繋げるかが主題なのだけれども、境界をつくるには床も重要な要素。ということで原広司の『境界論』を再読しつつ<ルーフ><エンクロージャー>に加えて<フロア>がどのように境界を生むかと眺めるなど。
— 渡邉 明弘/Aki Watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年12月5日
ちなみに『境界論』はこちらの書籍で読めます。
<ルーフ>はコンテクストへの応答の仕方を象徴する枠割を担っており、敷地周辺の文脈次第で屋根の形状が千変万化する様はすごく日本的。西洋の建築だとこの役割を担うのはファサードだったりする。
— 渡邉 明弘/Aki Watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年12月5日
『コート・ハウス』は敷地周辺の歴史を批判的に捉えた結果の提案がなされていて勉強になる。
<エンクロージャー>は「分ける」ことよりも「繋ぐ」ことに力が注がれている作品が圧倒的に多い印象を受け、この点もやはり日本的。
— 渡邉 明弘/Aki Watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年12月5日
『長浜の家』の中央の部分がこの特長を象徴している。2階の<エンクロージャー>は軽快な木建だし、1階に至っては何もないw
<フロア>は今回のテーマには挙げられていないけど、『内外内』では床仕上とレベルの設定が内外の連続性に一役買っているなど、ひっそりと重要な役割を果たしている作品が多いと思った。
— 渡邉 明弘/Aki Watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年12月5日
中には定義が曖昧だったり複数の役割を持つエレメントもあって、隈さんの『モクマクハウス』の傾斜している部分は屋根なのか壁なのか微妙なところやがまた面白い。
— 渡邉 明弘/Aki Watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年12月5日
バルコニーなんかは上に立つ人にとっては<フロア>だし下の人にとっては<ルーフ>になるよね、とか思ったり。
あとは古来より庭が重視された日本では樹木も重要な要素かな。樹木は<エンクロージャー>なのだろうか。<フロア>的に扱われることもあるし、もちろん<ルーフ>にもなる。木は万能やな。
— 渡邉 明弘/Aki Watanabe (@Akkun_Nabechan) 2018年12月5日
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