#建築雑誌 19年2月号
— 渡邉 明弘 Aki-Watanabe (@Akkun_Nabechan) February 15, 2019
近代がいよいよ終わろうとしている現代日本で、建築と人間のライフサイクルを如何にデザインできるのか?
が共通のテーマ
人も建物も、量産や質の向上から長寿命化へ課題がシフトしてきて、右に倣う抽象的な存在から個別解を必要とする多様で具体的な存在へと変わってきている。
①人生100年時代の都市と建築
— 渡邉 明弘 Aki-Watanabe (@Akkun_Nabechan) February 15, 2019
冒頭の座談会では、既存の利活用を前提とした抜本的な制度の必要性が指摘された点がと、高齢者の1番の特徴として多様性が挙げられていた点が印象的だった。
続くケーススタディでは、社会インフラ化したショッピングセンターすら特定の層を対象にしている点が批判的に指摘され、みんなが楽しく生きるには小さなサードプレイスが必要と指摘が。
— 渡邉 明弘 Aki-Watanabe (@Akkun_Nabechan) February 15, 2019
その他、高齢化した団地におけるソフトの重要性や医療介護分野における情報⇄建築技術の融合可能性が語られる。
②タワーマンションの進化と生態系
— 渡邉 明弘 Aki-Watanabe (@Akkun_Nabechan) February 15, 2019
マス住宅がつくるまちのライフサイクルという副題が示す通り、タワマンを都市の通時的課題とする視点が意識される。
論考1で70年代に出現し00年以降に林立した背景が解説されつつ設計の分業化や足元の街との分断を止める制度設計が必要と指摘され、論考2では将来的な衰退に目が向けられる。
— 渡邉 明弘 Aki-Watanabe (@Akkun_Nabechan) February 15, 2019
座談会ではタワマンを社会資産とすべく合意形成しながら経営する意識の重要性が強調される。
ふたつの特集に共通するのは、人間と建築のライフサイクルをいかにデザインするか?という問題意識なのだと思うけど、
— 渡邉 明弘 Aki-Watanabe (@Akkun_Nabechan) February 15, 2019
更地に街を開発してアラサー世代を呼び込む事が未だに有効だと信じられているのだなぁと思わされた。
人口増加・床不足が課題だった70年代までは「早く安く大量に」生産する必要があったし、その為には抽象化されたモダンな人間像を元につくる事が最適だった。
— 渡邉 明弘 Aki-Watanabe (@Akkun_Nabechan) February 15, 2019
が、人口減少・床余りの現代で同じ事を続けても仕方なくて、既存の利活用だったりサイクルが周る仕組みを本当に考えないと。と思った次第。
では、また!
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