古い建物を再生させることで、新築のようにキレイな外観・内観の建物にすることが出来る。間取りや設備も一新して最新のものにすることが出来る。これがなかなかイメージされにくい。どうしても部分的な修繕や補修というつぎはぎ的なイメージが拭えないのだろう。
■外装は既存の外壁を解体して新設
僕が担当した物件の写真を見て欲しい。
これは築40年が経過した建物を再生した事例だ。どうみても新築にしか見えないと思う。それもそのはずで、躯体以外は全て外壁も含めて一旦解体し、新しく新設しているからだ。外側から見えるものは全て新設しているのだから、見た目は新築と全く一緒だ。
■内装も既存の間仕切り・仕上げを解体して新設
内部も構造的に不要な間仕切り壁や仕上げは全て撤去している。
これはテナントが入居する前の状態だけれど、もともとのテナント(ぱちんこ屋)の内装は全て撤去していることが分かると思う。今はKICHIRIという居酒屋が入居しているので、もし良ければこちらで一杯どうぞ。
■設備も既存を全て解体して新設
この物件はもともとぱちんこ屋が入っていたのだけれど、再生するにあたってぱちんこ台はもちろん、電気・ガス・上下水道もろもろ全て撤去した上で新設している。築40年も経過しているので、ほとんどのケースで既存の配管はかなり傷んでいる。今回の工事で全て設備関係は新しくしてしまった。
あと、今回の工事ではセキュリティやネットなど、数十年前にはなかった設備を導入している。数年おきに1個づつ付け足していくよりは、丸ごとぜんぶやり変えてしまった方が遥かにメリットがある。
■まとめ
躯体を除く外装・内装・間取り・設備については全ての既存を解体して新設することで、新築同等の仕上がりにすることが出来る。