【生産性】シェアが広まる理由
ちきりんさんの公演会に行って来たのだけれども、そこで「シェアが広まっているのは生産性が高いから」だと気づいた。
高度生産性社会の到来
ちきりんさんがおなじみのお面をつけずに(!)今回の公演、と著書「自分の時間を取り戻そう」で伝えていることは、「高度生産性社会の到来」というメッセージ。これからはより生産性の高いものがどんどん取り入れられ、生産性の低いものは淘汰されますよ、というアナウンス。生産性の定義はご本人の著書かブログを。
生産性の高いものが生き残る世の中では、自分たちの生産性を高めることがより重要になるのだろうけど、じゃあ「生産性が高い」ってどーゆーことのよ?と。
真っ先に思い浮かぶのはコスト削減だけれども、それって今まさにブラック企業とかブラックバイトが蔓延してる原因なわけで。『生産性を高めるゾ!』とか言い出すと、ダンピングでもするつもりなのか、なんて思っちゃうよね。
いやいやそうじゃないよ。という事にちきりんトークで気づいたんだけれど、生産性って要は「アウトプット(=得た価値)/インプット(=払ったコスト)」なわけで、生産性を高めるにはアウトプットを最大化するというアプローチだってあるのだ。
そして、先進国に住むぼくたちはどうやったってインプットは相対的に高いんだから、アウトプットを最大化する方が理にかなってるのだ。
で、ここからは公演を観てぼくが考えたことを。本当は公演会の内容を(運悪くチケットを取れなかった人たちのために)書こうと思ったのだけれど、公演の内容については当日の参加者が他でアップしていること以上はもはや語れない。それにあの衝撃の内容をどこまで公にして良いのか、ぼくも分からない。
まぁ公演の内容よりも各自が公演から考えたことを発信する方が、きっと本人の意図にも沿っているだろうな、なんて思ったり。
シェアは、最小のインプットで最大のアウトプットを出す
モノをシェアすると、それまでより利用率が高くなる。利用率が高くなるということは、あるモノが存在している間に価値を生み出す時間の割合が大きくなるということだ。
住居は、自分が居ない間は家賃やローンを払うだけのモノだった。が、自分が居ない間は誰かに使ってもらえれば、お金をもらうことができる。
車は、自分が乗っていない間はローンや駐車場代を払うだけのモノだった。が、自分が乗っていない間に誰かに使ってもらえれば、もしくは誰かと共同で車を所有すれば、お金をもらうことができる。あとは、自分が乗っている間も空いている席を貸してあげれば、お金をもらうことができる。
ばっちり生産性「アウトプット(=得た価値)/インプット(=払ったコスト)」が上がってる!
社会が高度生産性化している(=世の中が生産性の高いものが求めるようになっている)とすれば、AirBnBやUberやカーシェアリングが広まっているのも合点がいく。
シェアハウスとかって、「今っぽい」とか「同じ価値観を共有できる」とか行った理由で人気があったりする感じがするけれど、事業者としても入居者としても生産性の高い住まいのあり方なのかも知れないね。
ぼくたちは史上ぶっちぎりで沢山のモノを持っている上に人口はどんどん減って行く。そーゆー日本みたいな世の中では「既にあるモノにより価値を見いだすこと」は、すっごく役に立つし、いま人口が増えてる国や都市からすっごく感謝される経験になるとおもう。
地球規模では人口は増える&近代的な生活をする人の割合は高くなるみたいな時代でもあって、そーゆー視点では20世紀的な「所有」っていう感覚よりも「シェア」の方がずっと理にかなってるよね、なんて思ったり。
では、また!
そんじゃーね!
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