再生建築の全てを解説するブログ

 既存を活かすからこその価値を😃

【新聞掲載】コラムの連載が再開したよ

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Aki Watanabe / 渡邉明弘 (@akihiro__watanabe)

 

数年前(このブログをたくさん更新していた頃)にもしばらく連載をさせてもらっていたのですが、

その時は(このブログと同じように)技術論ばかりを書いていました。

数年ほど続いたことからも読者の皆さんからそれなりのニーズはあったと思います。

 

が、今回は技術論を書かないことにしました。

建築家というよりは建築屋・技術屋のような捉えられ方をされかねない気がして。

それよりは、建築そのそも(の面白さや魅力)の話をできればなぁと思っています。

 

先日、建築家の坂牛さんのトークイベントを聴きに行ったのですが、

サステナブルな建物とは、長く使いたくなるような、良い建築である。

良い建築ができるには良い施主が欠かせない。

だから、昔は建築家に向けて本を書いていたけど今は一般の人に建築の素晴らしさを伝えたくて本を書いている。

的な事をお話しされていました。

 

僕もほぼ同意で、

建主には社会にとって良い建築を考える義務がある

と思っています。

 

「自分の金で建てるのだから自分の利益を最大化するのが当たり前だろw」

と言いたくなるけれど、

個人が建物を建てて30年くらいで壊すという文化は近代に特有のもので、かなり特殊なんですよね。

経済的にも環境的にも無理があることも分かってきた。

 

だとしたら長く使うことが建物の前提になってくるし、

そうすると使うのは自分だけではなく色んな人だということになる。

そうじゃなくても景観とか資源の採掘・移動などなど外への影響がある。

 

だから、自分だけの現実的/趣味的のためではない建物をつくる事が、これからの建築主の使命だろうと思ったりします。

何百年、何千年と蓄積された建築学という体系に、たくさんヒントがある気がしていて。

それをビルオーナーに知ってもらえたらいいな〜と思ってコラムを書いてみようと思っています。

 

ではでは。