ちきりん公演を観て考えたこと、もうひとつ。
社会が高度生産性化していくっぽいけれど、ぼくの勘ではぼくらが生産性を高めるために大切になってくると、ぼくが考えるものについて。
自分たちが持つ資産は何か?というアンテナ
昔の人たちは圧倒的にいろんなモノが不足していたし、皆が欲しがっているモノは一致していた。そんな時代の「生産性」とは「いかに同じモノを早く、安く、大量に提供するかを考える」ことだった。ゼロから1を作り出し、1を100にするような。
一方で、今のぼくたちは生まれながらにしてたいだいのモノは揃っているし、自分が求めるモノは隣の人が欲しがっているモノとは違う。そんな時代の「生産性」とは「いかに既に持っているモノをより価値あるものにするか」になっていくと思う。これは言い替えると
- 使われてない場面でも、役に立たないか?
- 役に立っていなくても、他の用途では役に立たないか?
- 自分には不要でも、他の人には有用だったりしないか?
- 将来的に皆が欲しがりそうなモノはなにか?
と考える力っていうことだよね。こういった力が、これからの時代を生きるために大切になってくるのだと思う。なんだか自分のアタマで考えることやマーケット感覚のことみたいでもあるけれど....。
ぼくたちは優位な先行者なのでは
ぼくたちは史上ぶっちぎりで沢山のモノを持っている上に人口はどんどん減って行く。そーゆー日本みたいな世の中では「既にあるモノにより価値を見いだすこと」は、すっごく役に立つ。
ていうだけじゃなく、いま人口が増えてる国や都市もおそらく今の日本みたいに近代化して高齢化すると、今の日本と同じような問題に悩まされると思うね。「人件費が安くて、若い働き手もたくさんいる」みたいな状況から「人件費が高くなって、老人ばっかり」になると、過去と同じ生産性ではそれまでに築き上げてきたものが維持できなくなる。
そーなってきた国は「生産性をあげることであまり働かなくてもアウトプットを維持できる」という状況をつくり出さないと、貧しくなっていかざるを得なくなる。
日本は先進国の中でもこの問題についてはトップクラスにヤバい国だと思うので、本気でこの状況を脱出することができれば、30年くらい経ったら今の新興国の人たちからすっごく感謝される経験になると思う。
では、また!
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