こんにちは。再生建築の渡邉です。
半年ほど前にウチの管理建築士が出版したお知らせをしましたが、
またまた彼が本を出しました。
▼本書の内容
ディテール=納まりとは、建物の材料や部材同士が出会う部分を指します。
さほど重要ではない場所と思われがちなところかもしれませんが、建物の必要な機能や性能を満たしたり、また空間の見え方や感じ方、使い勝手を最適なものとするためには、決して見過ごせない大切なポイントとなります。
本書では、納まりを設計するにあたって知っておきたい基本的な納まりの考え方や役割、材料、音や水・熱などの住環境や性能のことなどを豊富な図面や写真とともに解説。
また、上手く納めるためには欠かせない施工現場のこと、納まりの図面の描き方や習得の仕方、有名建築家たちの納まりに関する考え方の解説など、応用編もボリュームたっぷりに解説していきます。
「ディテール=納まり」のいろはの「い」から学びたい方、改めて納まりの図面の描き方や考え方を知りたい方、必読の「納まり」入門書です。
前作の内容が間取りという住宅全体の構成に焦点を当てたのに対して、
今回の本はディテールという細部に重きを置いた内容になっています。
▼以前の本を紹介したブログです。
建築家が建物を設計する時は必ずと言って良いほど
敷地全体(あるいは街区全体や地球全体)からミリ単位の調整まで、
様々なスケールを同時に考えています。
そのことを最もよく表わしている文章を本書の中からご紹介します。
ディテールには建築全体、あるいはそのディテールに対して〜(略)〜設計者の思想・哲学が反映されるので、そこには必然的に設計者の「人」が表れます。
ウチでもスタッフ間でプランの打ち合わせをする時は
街区における敷地の位置付け、敷地内での建物の配置などの大きなスケールを話題にしながら、
手すりの厚みやドアノブの高さといった小さな世界のことを想像している
ということを暗黙の了解としていたりします。
ぜひ2冊を行き来しながら読んでいただくと、
よりこれらの本が面白く感じられるかと思います。
▼Amazonリンク貼っておきます
では、また!
▼具体的なご依頼・ご相談はこちらからお願い致します
▼自己紹介です
▼ブログスタートのきっかけ