今年もなんだかんだ書き続けてこられました。というか、いつも間にか2年と少しが経ちました。
最初に書いたのはこれ。
既存ストックの活用は国策になるよ
この記事からいつの間にか2年が経ち、ますます既存建物の活用が盛んになってきました。2年前に書いた上記の記事より。
巷にはリフォーム、リノベーション、コンバージョンなど、新築ではない建築を指すいろいろな言葉が定着している。
少し前ではリノベーション住宅なんて一部の特殊な人だけのものだったけれど、若い人を中心にもはや再生建築は一般的にも受け入れられ始めているのではないかと思う。
うんうん、この頃の感覚は間違っていなかったみたいだし、今後もこの流れは加速していくものと思われます。
今年は国交省も空き屋対策に本腰を入れはじめましたもんね。
国土交通省は空き家に入居する子育て世帯や高齢者に最大で月4万円を家賃補助する。受け入れる住宅の持ち主には住宅改修費として最大100万円配る。早ければ2017年秋に始める。子育てや高齢者の生活を住宅面から支え、深刻になりつつある空き家問題の解決にもつなげる。
(引用;上記ニュースから)
このブログでも空き家に関することをちょいちょい取り上げたので、ご興味のある方はことちから。
マーケット感覚をゲットしよう
このブログで何度か書いているように、今後は市場で評価される建物とそうでない建物がどんどん二極化します。 世の中が市場化する流れは止められないし、不動産業界にも当然それは当てはまることです。良いとか悪いとか、好きとか嫌いとかじゃなく、季節の天候みたいにこれは向こうから勝手にやってくるものなので、ぼく達がどうあがいても避けられないです。これでも読んで楽しく乗り越えるしか、ない。
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既存建物の再生は新築より断然イイよね
はい。改めてここには書きませんのでこちらをどうぞ。
もう2年経ったことだし、 ちょっと書き直す必要があるかな...。
市場価値のある不動産をつくろう
おそらく上記を読むまでもなく、既存ストックを利用することのメリットはこの数年でかなり広まったように思います。で、ここから重要になるのはどうやって既存ストックに手を入れるかになるのでは。
で、ぼくとしては自分で負担することとプロに依頼することをきちんと分けられることが重要なのかな、と考えています。
自分で負担することっていうのは、たとえば
- 壁紙をオシャレなものに張り替える
- 古くなった壁に色を塗る
- タタミをフローリングに敷きかえる
といったことです。これらは素人の自分にもできる「カンタン・楽チン」で、目に見える部分がキレイになるので効果が「分かりやすい」し、コストも「安い」。
ここ数年、DIYとかセルフビルドといった自分で負担することについてのいろんな試みが、既存ストックの活用と同じくらいの勢いで注目を浴びはじめました。あまり資金のない人や大きな事業投資が初めてという人にとっては安心感がありますね。
一方、プロに依頼することっていうのは
- 耐震診断とか耐震補強をする
- 入居しているテナントにあわせて用途変更の申請を出す
- 不足している消防設備をつける
- 古くなった設備を取り替える
といったことです。これらは素人にはできない「困難・高度」なもので、床下や天井裏の工事なんかは見えない部分なのでパッと見は「分かりにくい」し、比較的大規模でプロに頼のでコストは「高い」。
やはりこちらはハードルが高いのか、DIYやセルフビルドみたいに勢いが出てくるのはもうちょっと先なのかも。
ただ、これらは人の命や生活・仕事をする上での快適性などに関わるものやオーナーの遵法性を立証するものなので、不動産としての長期的な価値をもたらすのはこっちだとぼくは思っています。
これらをやらないまま放置しておくことは、人が住む環境を確保できない建物なっちゃいます。てか、ヘタすると最悪つかまっちゃいます。
検査済証のない建物を所有するリスク - アキヒロワタナベの再生建築について
不正を隠すことのリスク - アキヒロワタナベの再生建築について
来年も引き続き
このブログも最初の記事から2年ちょっとが経ちました。いつの間に2年も...。
そもそもこのブログ、自分のやっている仕事「再生建築」がリノベ、リフォーム、コンバージョンとどう違うのか、それを説明したくて書きはじめたのですが、ぼちぼちそういったことも説明できるようになってきたかな...?
来年も引きつづき、書いていきますよ〜。
ということで、また来年!
はじめましての方へ
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