【価格】用途変更に必要なコスト・書類について答えるよ【期間】
おかげさまで毎月のように新規のご相談をいただいています。
このブログ経由でご相談をいただくことも増えてきています。
あ、ウチとしてはHPから問い合わせていただくと管理がしやすいです。
ご相談いただく方の中にたまーにいらっしゃるのが
「ウチの物件を用途変更したいのですが、料金と期間はどれくらいですか?」
みたいなシンプルな質問をされる方。
これに対してはもう毎度も同じことを返信しているので、こちらにまとめることにしました。
1.まずは物件の概要を教えてね。
結論から先に書くと、物件によってかなり開きがあるのでまずはご相談案件の概要を教えていただく事からはじまります。
具体的には、最低限の情報として以下のことを伺っています。
- 所在地:_____________
- 構造 :__________造
- 規模 :地上____階、地下______階
- 現用途:___________
- 築年数:____年
- 建築面積:_______㎡
- 延床面積:_______㎡
- 各階面積:_______㎡
- 既存資料:確認済証(有|無)、検査済証(有|無)、残ってい
る図面(例:平面図数枚程度|意匠図全て|意匠図・構造図・ 設備図・構造計算書の全て、など。
▼こちらに詳細をまとめているので、できればざっとご覧頂いた上でご連絡頂けると嬉しいです。
というのも、用途変更をはじめとする既存建物の建築確認申請では
- 既存建物が違法でないことを確認して、
- 違反個所と既存不適格箇所を整理して、
- 違反個所は是正し、
- 既存不適格はそのままで良いのか、現行規定に合わせて改修しなければならないのかを整理し、
- 現行規定にあわせて必要な改修工事をして、
- 役所・審査機関や消防の検査を受ける
ことが必要だからです。
▼既存不適格の説明などはこちらをどうぞ。
2.用途変更=ガッツリ工事します。
そう。ガッツリ工事するのです。
冒頭のようなご質問をいただく方は、おそらく
「用途変更って建築士が申請書を書いて役所の窓口に持っていけばサラッと終わるんでしょ?」
とお考えなのかなと想像しますが、まったくそんなことはありません。
基本的にはスケルトンまで既存を解体して、内装や設備はすべて一新することが多いです。
下記は鋭意工事中の物件で撮った写真です。事務所から共同住宅に用途変更します。
ね?
この物件は機能的な理由によって間取りを一新しているのですが、例えそうでなくても(よっっっっっぽどレアな場合を除いて)用途変更する場合はこんくらいの工事が発生します。
色んな是正などがあるので、かなりの部分をつくり替えることがほとんどです。
用途変更=ガッツリ工事をする、ということがイメージしていただけたでしょうか。
工事するということは、お金だけじゃなくそれなりに期間がかかるということになります。どれくらいだと思いますか?
3.期間=既存資料の充実度や計画の内容によって変わります。
4.ざっと見ればなんとなくのコストは分かります。
- まずは資料を拝見し、
- 状況が分かったら現地を拝見して、お話を伺って、
- 簡単に調査をして、
- やっと見積が提示できる